ディーゼル車に対する日本と欧州の意識の違い
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日本の車市場はガソリン車が圧倒的ですが、近年では「エコカー」として、ハイブリッドカーや電気自動車が注目を浴びています。一方、欧州では「環境に優しい」ことや「燃費の良さ」から、ディーゼル車の人気には根強いものがあり、新車発売台数の約半分はディーゼル車だと言われています。日本ではディーゼル車というと「黒煙が汚い」「うるさい」といったマイナスイメージが定着しているのに対し、欧州ではエコで経済的というメリットに加え、燃料などの技術開発が進んだため、振動や騒音対策が施されたことが、普及を促進した要因だと思われます。
低硫黄軽油・灯油添加剤「ドクター・ディーゼル」(登録商標申請済,2005年)は、こうした地球温暖化への配慮や二酸化炭素の削減といった環境問題の観点から、バイオディーゼル研究の第一人者吉田總一郎博士が永年の経験から精製した添加剤です。新車はもとより、古くなったディーゼル車のパワーアップ、燃費向上が望めます。
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低硫黄軽油・灯油添加剤「ドクター・ディーゼル」について
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本潤滑性向上剤の基材として使用するのはバイオディーゼルです。バイオディーゼルとは、油脂とアルコールを反応させ、エステル交換反応によって生成するモノアルキルエステルです。
バイオディーゼル自体の潤滑性向上効果は証明されています(吉田總一郎、「バイオディーゼルの合成と利用に関する研究」、43―44、(2004.9.30))。
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本潤滑性向上剤は、前述のバイオディーゼルに各種添加剤を添加することにより、バイオディーゼルの持つ潤滑性向上効果に加え、セタン価向上効果、インジェクションバルブのデポジット清浄効果、エンジンオイルとの相容性効果、フューエルポンプ及びフューエルパイプの清浄効果、ワックス折出抑制効果、低温流動性向上効果(凍結防止効果)、金属部への防錆効果及び金属部への不活性効果を向上させ、ディーゼルエンジン及びインジェクション装置を守り、従って高寿命化し、PM、NOxを低下させ、更にディーゼルエンジン燃費を向上させ、ディーゼル機関全体環境性能向上と大気汚染防止に寄与する複合効果を有する製品です。
≪低硫黄軽油・灯油添加剤「ドクター・ディーゼル」(登録商標申請済,2005年)の内容≫
【基材】バイオディーゼル
【添加剤】
1.セタン価向上剤
2.清浄性向上剤
3.エンジンオイルとの相容性確保
4.ワックス折出抑制剤
5.防錆剤
6.金属への不活性効果剤
7.低温流動性向上剤
8.粘度指数向上剤
9.酸化防止剤
【使用法】
※軽油使用環境(特に気象条件)により添加剤及び添加量を調整。
1.市販の低硫黄軽油に対し、0.5%〜1.0%の割合で添加する。
2.市販の白灯油に対し、0.5%〜2.0%の割合で添加する。(設置型のディーゼル機器用)
3.災害時の緊急用として白灯油に0.5%〜2.0%の割合で添加する。(災害時、軽油の供給が断たれた時緊急用として灯油に添加)
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「超低硫黄軽油の使用により発生する諸々の課題解決の為の添加剤」
〈経緯〉
軽油に含まれる硫黄分は近年低減が加速され、本年2005年1月から3月の間に、国内精製メーカーは10PPM以下の所謂、ローサルファー軽油(超低硫黄軽油)の供給を開始した。また灯油も脱硫により同様であると考える。
硫黄分の存在により、これまで、ディーゼルエンジンのシリンダー内のピストン・リングの損傷、エンジンオイルの劣化は元より、最近使用されているDPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)の目詰まりや触媒の被毒による劣化・低寿命化に多大な影響を及ぼすことが認められていた。
軽油の低硫黄化は排出ガス中のNOx、PMを低減する目的で日本も含め、国際的に急速にその低減化は進んでいる。日本においては2007年までに硫黄分10PPM以下にすることが義務付けられていたが、2005年早々に各精製メーカーは前倒しで10PPM以下が実現した。
ところが、硫黄分は極性基として働き、軽油の燃料としての潤滑性を保つことで、ディーゼルエンジン特有のインジェクションポンプ(燃料噴射装置)の摺動性を確保することで大きな役割を果してきた。
低硫黄化により、燃料としての軽油の潤滑性の低下・摺動性の欠如・インジェクションポンプの損傷・噴射性能の悪化・シリンダー内での燃焼の不完全・排気ガスの性状悪化は、最終的にディーゼル車輌の燃料系の損傷及び大気汚染の新たな原因となり、低硫黄化による新たな二律背反の問題を惹起している。
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論文 「バイオディーゼルの合成と利用に関する研究
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・氏名
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吉田總一郎
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・学位の種類
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博士(学術)
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・学位記番号
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甲 第37号
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・学位授与の日付
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平成16年9月30日
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・学位授与の要件
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信州大学学位規程 第5条第1項該当
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論文内容の要旨
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